ビタミンCの働きと重要性/1日の摂取量

ビタミンCの働きと重要性/1日の摂取量

なぜ人は、ビタミンC【L-アスコルビン酸】が必要(重要)なのでしょうか?

実は、多くの哺乳動物(牛や犬)では、体内でブドウ糖からビタミンCを合成することができます。
しかし、人間や猿・モルモットなどは合成に必要な酵素がなくビタミンCを合成できないので
健康の為にも、必ず食事から摂る必要があります。
また、ビタミンCは光や熱、空気(酸素)に対してとても不安定です。
食品中のビタミンCは保存や調理、加工などで多くが失われてしまいます。
 最近はビタミンCの抗酸化作用が注目され、がんや動脈硬化の予防や老化防止に
ビタミンCが有効であることが期待されています🌟

ビタミンCは水に溶け、体内の血液や目の水晶体など身体の水溶性の部分で
サビをとってくれるほか、疲れてしまったビタミンEを元に戻します。
また美肌のもとコラーゲンをつくるのにも必須成分なのです!
ビタミンCは、身体のサビ取り(抗酸化)に働いてくれています。
ビタミンCのサビ取り作用は、ビタミンCから電子(水素)が離れやすいために起こります。
この離れた電子(水素)がほかの物質を還元します。
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ビタミンEは、ビタミンCを一緒に摂ることで相乗効果が得られます。
ビタミンEは体内のあぶらの部分を活性酸素から守ってくれています。このときビタミンCが一緒にあると、サビ取りをして疲れてしまったビタミンEをもう一度甦らせてくれるのです。

ビタミンCの主な働き

・コラーゲンをつくる   ⇒ 毛細血管を強くし、傷を治りやすくする。 シワになりづらい。
・免疫力を高める    ⇒  感染症(風邪など)にかかりづらい。
・鉄の吸収を助ける  ⇒  貧血予防。
・酵素の働きを助ける ⇒  肝臓の解毒作用。
・サビ取り(抗酸化作用) ⇒ 老化防止。(がん・動脈硬化予防)

ビタミンCを多く含む食品や1日に必要な摂取量

ビタミンCを多く含む食品は果物は、レモン・イチゴ・キウイ・柿など、野菜は赤ピーマン・ブロッコリー。
例えば、キウイフルーツ1個分で約55㎎ / ブロッコリー小房2個分で約11㎎
ビタミンCは、成人の方で1日の推奨量が100㎎(2020年版食事摂取基準)と設定です。これからの紫外線が強くなる季節、ビタミンCをこまめに摂ることが大切です!